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2025年03月04日

講演会のお知らせ

この冬はとても冷たく感じました。
ここのところの暖冬とは少し違った思いで過ごした日々でした。
3月にはいりました。今日は終日冷たい雨が降っています。
この雨も春先の動植物にとっては慈雨となっていることでしょう。
東日本では森林火災が広がり、鎮火のためにも雨が待たれるところです。

当会はこの春で卒業と新たな入学を迎えることになりました。
法人としての役目を終え、会員個々がそれぞれの芽吹きを始めるのです。

私は OMORO‼ してゆるゆると動き始めます。
慣らし運転として動くのが「講演会」開催。
手始めとしてはちょっと盛っちゃいました(;^ω^)






ご興味があれば・・・お時間があれば・・・
なんて申しません。
聴講して良かったと思ってくると確信してます。
是非ともお越しくださいね。
お待ちしています。
OMORO‼

  


Posted by いぬのなつ at 18:17Comments(0)お知らせ

2025年02月20日

(予告)フォレスターズかがわはwoodsかがわに変わります



この度「NPO法人フォレスターズかがわ」は幕を閉じることになりました。

3月末をもって解散し、2025年度から「woodsかがわ」に変わります。

これからはそれぞれの活動グループが独立して、

オリジナリティ豊かに「モリカツ」を行って参ります。

長年に渡り支えてくださった関係各位の皆様には心より感謝申し上げます。

今後も色々なかたちで森づくり活動のご案内ができると思いますので、

いっしょにやりたい方や、

興味があるイベントがありましたらお気軽にお声がけください。

よろしくお願いします。
  


Posted by NPO法人フォレスターズかがわ at 19:16Comments(0)お知らせ

2025年02月06日

3/1土琴南の森でみどりの学校参加者募集!

早春の森でヒノキの森歩きやシイタケの菌打ち体験をしませんか?
3月は冬のねむりから覚めた植物がそろそろ躍動を始める季節、
たくさんの樹々の森にぜひお越しください。
お申込みはホームページのカレンダーから
https://www.foresters-k.com/


  


Posted by NPO法人フォレスターズかがわ at 20:36Comments(0)お知らせ

2025年01月14日

楽しみながら・・・

先日お知らせ投稿したFM香川の番組を聴きました。
「こどもふしぎクラブ」。二人の少年がそれぞれのテーマに関して自由研究をした2題の内容の放送でした。
ひとつ目の自由研究は「カブトムシの体重調査」。
誕生から成虫になるまでの体重の変化の記録です。
複数のカブトムシにそれぞれ名前を付けて長期にわたり調査するということで、
虫に対しての愛情と、根気よく調査する姿勢に脱帽でしたね。

二つ目の自由研究は「地球温暖化と虫の関係性」。
この少年は「棍棒飛ばし」と「大福院みどりの学校」に参加されたK君です。
高松市内のフジオ山にあるフジオ神社で、そこに生息する虫の種類等について、これまた長期にわたっての調査でした。
(この山、まったく知りませんでした・・・。)
昔のフジオ山に関する資料と現在の状況の変化に着目しての考察・・・。
フィールドワークとして6種の蝉の抜け殻調査やピンク色のバッタについての疑問などなど・・・。
この場所は常緑樹林として昔からの環境変化があまりないそうですが、今後、地球温暖化や災害等によってどのように変わっていくのか。
そうした視点でも彼は興味を持っているようです。
K君曰く、「変化を楽しむ、変化を受け入れる」・・・これが少年の言葉かと、感服しました。
虫を通しての考察や調査が、彼のライフワークの一つになりそうな・・・。

番組ゲストとして出演していた昆虫の先生である松本氏が冒頭、「楽しみながら研究や調査する・・・」っておっしゃっていました。
大人も、子供の着眼点や忍耐強さに負けないように、なんでも興味を持って挑戦したり、継続しないと駄目だなあって思います。
ピュアな心、今からでも持ち続けたいものです。
S.S


  


Posted by いぬのなつ at 08:46Comments(0)リポート

2025年01月09日

ラジオ聴いてね

お知らせです
1月13日(月・祝) 21:00~21:55 FM香川の番組
「keynote~こどもふしぎクラブ~」で、K君(小5)の研究特集が放送されます。
彼は、昨年暮れの棍棒飛ばしイベントで大活躍してくれ、
大福院でのみどりの学校では、バードコール、バードカービングにトライしてくれた少年です。



研究内容は、地球温暖化と虫のうつりかわりとのことです。
専門家ゲストは、ことなみ未来館、みんなで作る自然博物館の松本先生だそうです。
虫・虫・虫・・・虫がいっぱいでてくるようです。
とっても素敵な少年だなあって思ってましたが、さらに頼もしさを感じます。
お時間の許せる方はお聴きください・・・ね。
楽しみです。

S.S

  


Posted by いぬのなつ at 10:51Comments(0)お知らせ

2025年01月01日

森と人は食でつながるという話です

2025年、「モリカツ」のご案内
シイタケ菌打ち体験2題 参加者募集中!お土産付き 
https://www.foresters-k.com/



2月1日(土)屋島の森



3月1日(土)琴南の森


  


Posted by NPO法人フォレスターズかがわ at 20:21Comments(0)お知らせ

2024年12月18日

木と本の関係

「本」という漢字は、「木」の縦棒の下部にちょこっと横棒をつけたものらしい。
木の根っこの大事な箇所だから「根本(元)」という意味合いもあるようで・・・。
そういうことで「木」と「本」は、「きってもきれない(切っても切れない・伐っても伐れない」)関係性があるように思いますね。
もっとも、本は紙で出来ているわけで、紙の原料は「木」ということだし。

そんなことはともかく「本を綴る」という映画を観てきました。(高松ホールソレイユで上映中)



町からその姿が消え去っている大小問わない書店の状況、
そこに並べられていた本たち、あることをきっかけに書けなくなった物書き、それらに関わる人たちなどの物語が
ロードムービーという形で描かれています。

劇中に登場する、とある静かな森の中にある「秘密の本屋」には惹かれるものがありました。
こんな本屋なら訪れたい、不定期でもいいからこんな風な場所を設ければいいだろうなあって・・・。

中盤からは香川県内の実際の書店なども登場してフムフムと。
もちろん観光地としてメジャーになった(なってしまった)地もいくつも画面に現れました。
(個人的には知る人ぞ知るといった時の方が良かったのにと思える地なんですけど)

本好きな人を「活字中毒」と称することがあります。
木好きな人を「〇〇中毒」というようなことは聞いたことがありません。〇〇に何を当てはめればいいんでしょうか。

作品の中で「本の居場所、自分の居場所」というフレーズが出てきます。
「本」を「木」に置き換えれば、「木の居場所、自分の居場所」となります。

本を読むことによって、癒される、知識を得る、新しい自分にめぐり会えるなどなど、いろんな効用があるようで。
木に触れることによって、癒される、香りを感じる、畏敬の念に気づくなどなど、様々な効果があるようで。

近年、町から本の居場所であるところの書店がどんどんなくなってしまっています。
そして、木の居場所でもある森や里山から人々がいなくなり、その結果、森や里山が以前の姿を消しています。
「限界集落から消滅集落へ」という嫌な言葉を耳にします。

そんな中、本屋は独立系書店として、いろんな個性的な形で各地で誕生しているようです。
店主こだわりのアイデアを基に、多様なアプローチの仕方で町のどこかで新しい本の居場所が生まれています。
木と本は同質のような関係性を持っているかと思いますので、
本の居場所が新しく生まれるならば、木の居場所も新しく生まれてもおかしくないですね。

本屋の本棚には多種多様な本が並べられています。種類、形態などにより心地いい雰囲気でディスプレイされた本棚は、
まさに本にとっての居場所で、そこへ訪れた人の居場所にもなっています。
森や里山だって、その地に合った多様な樹種が生き、そこに暮らす人が自然に沿った適切な形でその地に
手を入れることによって自然と人との調和がとれた気持ちのいい居場所になるはず。

そんな思いを頭の中で綴ってしまう、そんな映画でした。
S.S




  


Posted by いぬのなつ at 00:17Comments(0)リポート

2024年12月04日

ありがとうございました

11月30日・12月1日の両日まんのう町でイベントがありました
「2024つながる森のひとときを」
第1会場は廃校となった旧琴南町学校で現在、琴南地域活性センター(ことなみ未来館)。
旧校舎の各教室では、木工のワークショップ、彫刻展、木の雑貨や玩具の販売などなど・・・
屋外ではツリークライミングやスウェーデントーチつくりなどなど・・・

で、当会は、棍棒飛ばし&棍棒つくりを出展
なにしろ初めての催しものですので助っ人がはるばる愛媛県内子町から来てくれました(涙)
‘‘内子インナーチルドレン‘‘のチームの方々です

短い棍棒を長い棍棒で思いっきりぶん殴って、どれだけ遠くへ飛ばすか‼
そして攻撃と守備に分かれて対戦ゲーム形式で点数を競う‼
子供は的を狙った棍棒飛ばし&卓上でミニ棍棒飛ばし‼
そんな遊びを出展しました・・・

パコーン!パコーン!と棍棒を叩いて飛ばしていると「なにやってんだろう?」と
怪訝な表情の人がチラリ、ホラリと見に来てちょっとやってみるかって・・・
棍棒の扱い方のレクチャー後、参加者の方々に飛ばしていただきました。
「日頃のうっぷんを晴らして!」なんてことのアドバイス?も伝えつつ(笑)

大人も子供も棍棒で棍棒を打って飛ばすという極めてシンプルなニュースポーツを楽しんでいただいたかな?
ナタやナイフを使って棍棒つくりにも挑戦していただきました
日常ではナタやナイフを使って木を削るなんてこともなかったと思います

まさに老若男女問わず誰でも体感できる遊びだと思います
慣れてくれば、ゲームにももっと熱く入り込めるんじゃないかと・・・
ある小学生は2日間黙々と遊んでくれました(驚)

森や里山への関心を誘うツールとして「棍棒」を使った提案型のイベントでしたが
さあて、みなさんの心を動かすことができたかどうか・・・
今後の展開やいかに・・・です(汗)


夜には内子インチルさんと懇親会
いろんな話をしながらすっかり打ち解けたかなぁって
手探り感覚のイベントで、指導をいただいたインチルさんには感謝!感謝‼しかありません
いつの日か県内で棍棒チームが誕生し、インチルさんと楽しい対戦ができたらいいなあ
棍棒が森や里山へひとびとを運んでくれることをひそかに期待してます



12月8日、インチルさんは地元内子町に全日本棍棒協会の大宇陀神殴仏sチームを招いて
棍棒とばしのイベントを開催するそう
たくさんの飲食・物販・ワークショップの出店もあるみたい
にぎわいのある楽しいイベントになるだろうなあ
遊びに行かなくっちゃ‼
S.S


  


Posted by いぬのなつ at 17:32Comments(0)リポート

2024年10月29日

遊びにおいでくださいね

各地の秋祭りも終えつつあるようです。
もうすぐ霜月ですね。
つい先日まで日中はまだまだ暑さが残っていましたが、ようやく肌寒さを感じるようになりました。
木々の葉っぱも色付き始め、ハラハラと落ち葉も・・・。

さてさて、お知らせです。
11月30日(土)と12月1日(日)の2日間
まんのう町琴南でイベントが開催されます。
「まんのう町ことなみ 2024 つながる森のひとときを」
です。


当会も第1会場の「琴南地域活性化センター(ことなみ未来館)」で出展しまーす。
森や木に関する活動する人や団体が、木工クラフトや作品展示・販売、アウトドア体験など様々なイベントで
来場者を楽しませてくれるようです。

当会は、屋内ブースで「棍棒つくりとミニ棍棒ストラップつくり」のワークショップと
屋外運動場にて、「棍棒飛ばし」と攻撃方と守備方に分かれて戦う「棍棒ゲーム(大人版・子供版)」の
2パターンのイベントを出展開催します。



そもそも棍棒って何?とおっしゃる方は、当会HPブログで過去にアップした
2023年7月9日記事と2023年10月15日の記事をご覧いただければと思います(;^ω^)
以前、NHKの番組、「いいいじゅー」や「あさイチ」でも放送されてましたし、
最近では、民放番組「有吉ジャポンⅡ」でも取り上げられていましたね。
ご覧になった方もおられるのではないかと・・・。

いろいろとご説明するより、「百聞は一見に如かず」、「考えたり、思うより、まずやってみなはれ!」
てな乗りで、是非とも一度ご体験をと申させていただきます・・・ね。
なんでもいいんです。
森や里山へのアプローチの一つとして、楽しめるツールとして、仲間つくりの機会として、
そんな思いでいるんです。

このイベントには、助っ人・アドバイザー・インストラクターとして
愛媛県内子町の棍棒チーム「内子インナーチルドレン」の方々も来ていただけます。
里山活動、地域おこし活動なんかの話での交流も考えています。



あら?画像が横になっちゃいましたけど、楽しそうな雰囲気、伝わったらいいんですが・・・
ぜひ、遊びに来てくださーい‼

S.S  


Posted by いぬのなつ at 18:13Comments(0)お知らせ

2024年10月09日

Iさんに会ったのは

10月5日のウッディフェスティバル2024だった。フォレスターズかがわの創設者である。夏に体調を壊して3ヵ月の間、治療についやしたといい、すっかり痩せた体で手には杖がある。もう90を超えているもんなぁ・・・でも言葉はしっかりして握り返す手にはまだ力がある。思えばIさんの情熱に感化されてこの会に入ったと言ってもいい。Iさんのライフワークである「いろり工房」の活動も遠のいているような口ぶりで、目には寂しさがただよう。あれから20年、時の移ろいを想う。(TM)


  


Posted by NPO法人フォレスターズかがわ at 04:36Comments(0)お知らせ

2024年09月04日

クマにあったらどうするか

ノロノロ台風10号は進路地域だけでなく遠隔地にも多大な影響と被害をもたらして去りました。
報道では近年という言葉が使われていますがそもそも自然の御業は人智の及ぶところでは有りませんね。
もっとも人の営みが過度に地球に影響を与えていたならよくよく考えねばならないことで・・・。

奄美大島ではハブの駆除策として特定外来マングースを半世紀ほど前に持ち込んだそうですが、
そのマングースによってアマミノクロウサギなどの在来希少種が被害を受けてしまい、今度は国費を投じて
マングースの根絶に尽力し、今般マングースの根絶を宣言したそうな。
なんでも昼行性のマングースが夜行性のハブの駆除には適さなかったということらしい。
実践して初めて分かるということも有るのでしょうが、なんともはや・・・という思いです。
ヒーローとして迎え入れられたマングースは一転悪役として抹殺駆除の対象になってしまい・・・。

折りしも「クマにあったらどうするか」を読了したところでした。


アイヌ民族の狩人が実体験した話を聞書きしたもので、とても読み易いものです。
クマの生態、クマ猟、クマに遭遇した時にどう対処すれば良いのかなどなどとても興味深く面白い内容でした。
クマ猟師からの目線で語られる自然観というか、体感的な話は含蓄があり考えさせられます。
四国ではクマは剣山系でわずかに生存し絶滅危惧種とされ、私自身クマ猟はもちろん、クマに遭遇する場所へは極力出向いていかない気持ちです。
かと言っても、クマの生息地の近くではクマによる被害が続いています。

本書ではクマを中心として書かれていますが、身近な問題、果ては人間社会における人同士のあり様にも思いをはせることができます。
私共の活動に関することとしては、針葉樹ばかりを植樹することによる生態系への影響はやはり考えねばならないことです。
猟師の姉崎さんは「山は死んでいる」とまで言っています。

姉崎さんは
「『クマが怖い』ものだという言葉が怖い」・・・、
「クマは机の上にはいない」・・・、
クマとの共存のあり方については
「なんだか嫌だな」「ちょっと怖いな」と双方が感じ合うことが大事・・・、
そんな風に、机上論ではなく、実際にフィールドワークをしているからこその言葉は本当に貴重なものだと思います。
今年手にした本の中でも特に感銘を受けた一冊。

それにしても、あのマングース根絶発表の記者会見の様子。
根絶プロジェクト達成の高揚感からでしょうか、環境省担当官や関係者の笑顔や拍手を素直には受け止められない思いでした。
人間が暮らすということは自然界にある程度手を突っ込むことは致し方無いことではあるのですが・・・。
S.S
  


Posted by いぬのなつ at 12:44Comments(0)リポート

2024年08月25日

ヒノキの森を調べてみれば


何が解る?
樹高・本数・直径etc・・・
それらを調べて木材利用につなげたいと思います。
アプリが活躍する森の調査にぜひご参加ください。
森をもっと知りたい方にオススメです。
参加者募集中!
〈フォレスターズかがわ〉で検索  


Posted by NPO法人フォレスターズかがわ at 03:09Comments(0)森づくり森に学ぶ

2024年08月06日

イベントふたつ

近年、夏になると、「今年は去年の夏より暑いんとちゃう?」という話題に・・・。
数年前、山仕事を体験したくて某森林組合で数年にわたり仕事のお手伝いをさせていただきました。
夏は早朝より刈り払い機を手に、下草刈りに従事したのですが、炎天下の下、今考えると、あんなこと
よくやっていたなぁって思ってしまいます。
林業において、夏の作業の厳しさは知られているところですが、今のこの時期も、どこかの山では汗びっしょりになりながら
がんばって作業をしているうだろうなあ・・・。

そんな思いを感じつつ8月4日、丸亀市マルタスにて屋内イベントを開催しました。
屋内で、暑さを忘れる快適な空間での作業です。

午前の部は、昨年に続き、第2回目「夏休みの宿題をやっつけよう!総ヒノキの家つくり」です。
昨年同様、高知県から、いつもお世話になっている堀田先生を講師としてお招きしました。
昨夏のイベントの際は、参加の子供たちが大人が発想もしない観点で自分が思い描く家をそれぞれにつくりあげ、
驚きと感心を覚えた次第で、さて今年はどのような作品つくりになるのか?と楽しみにしていました。

講師から「多層階で、中が見える形の家、そして配ったヒノキの台に立つ家をつくって」との条件が出され、
1分間子供たちは目を閉じて、自分が住みたいと思う家を思い描きます。
作業開始から、昨年より早いペースで子供たちの建築作業が進みます。
材料を選び、手であれこれと組み合わせ、次第に形が現れてきます。
保護者の方も、速乾性ボンドでの貼り合せ作業をアシストしたり、「ここはどうするん?」って子供に質問したり。
親子での会話も弾んでいるようです。

イベントの終わりには、子供達が作製した家を会場の皆さんの前で一人一人披露していきます。
屋上に駐車場を設け、そこに停める車も作った子供。
椅子や机などの家具を配した家や、屋上でキノコ栽培ができる家・・・とても個性的で面白い家ばかり。
中には「金庫やぶりの家」と題し、金庫スペースを設け、簡単に上ることのできない階段を付け、玄関には木で作った
番犬を置くなど、とても発想がユニークで手の込んだ家も。
また、好きな猫をイメージした家にして、ボルダリングができる壁、美しいと思える造形を配した夢のある家。
お母さんの部屋、リビング、お風呂など具体的で優しい感じの家もいっぱい・・・。
どれもこれも個性的で素敵な家ばかりでした。




午後の部は今回で3回目となる「雑木バードカービング」です。
講師からは「雑木といっても、一つ一つに名前がちゃんとあります。」と。
今回はクロバイ、ツバキ、ヤマモモなどの木を材として使用しました。
やむを得ない事由で伐られた樹々を手にすることで、樹木の名前を知ることはもちろん
参加者の方が自然に関心を持っていただければと思わずにはいられません。
バードカービングは鳥を彫像するのですが、出来上がった形を見て、「さて何の鳥に似てるだろう?」
って思ってくれたり、講師持参の野鳥ガイドブック備付の「各種鳥の声」を聴いて、鳥に思いをはせたり。
屋内でのイベント活動がアウトドアへの扉となればいいんだけれどと思います。

このバードカービング作業ではナイフの正しい使い方を体感していただくことも大事です。
そしてナイフで木を彫刻しながら知らず知らずのうちに集中力が高まっていくことにも気づきます。
みんなが一生懸命になればなるほど会場はいつも静かになりますね。




屋内イベントは天候に左右されずに開催できる事が魅力です。
そして、普段はあんまり気に留めない里山や森にふっと目を向けていただける機会にもなります。
「楽しいかも?」、「面白いかも?」・・・そうしたちょっとした「〇〇かも?」の思いを抱いていただければと。
S.S

  


Posted by いぬのなつ at 15:10Comments(0)リポート

2024年07月18日

語りかけ

マルタスでの作品展示期間も半ばを過ぎ
展示作品の作者、塩田さんが一部作品の入替えを行いました。



丸亀へ所用で来られる方、お時間がある方はお立ち寄りくださいね。
マルタス1階市民展示スペースです。
夜、ダウンライトに浮かぶ作品たちは、また一味違った趣があります。私は好きです。

今回の入替え作品に桜の古木樹皮があります。
これは先日、塩江の山奥、大福院というお寺の山に自生していた山桜からいただいたものです。
この山桜、いつ倒れるかわからないほど傾いていたため、惜しみつつも危険回避のためにやむなく伐倒したものです。
幹の径は60センチ超で樹齢、さあ100年?程でしょうか、それ以上でしょうか・・・。

伐倒前には、この山桜にご住職が御祈祷を捧げました・・・。
民芸作家の塩田さんは、伐倒前、そして伐倒後に「長い間ありがとうね・・・」などと山桜に声をかけます。
そして倒れた木の樹皮の一部をいただき、今回の展示作品に加えました。

塩田さんは、山での活動の際、いつも樹々や草花、そして虫たちにも語り掛けています。
マルタスでの作品展示の際にも、鳥の彫像や、作品たちにも語り掛けています。

多くの人は、自然に対して畏敬の念をお持ちだと思います。
かく言う私もそうした思いで自然と接しているつもりです。
でも声に出して語り掛けるといった行為をしていません。
以心伝心という言葉がありますが、実際に声に出して語り掛ける、手を触れて語り掛ける。
こうした行為は尊いものではないかと、塩田さんを見てそう思います。
S.S



  


Posted by いぬのなつ at 16:31Comments(0)お知らせ

2024年07月01日

鳥の彫像と民芸作品展示

毎日ジメジメと梅雨らしいと言えばそうなんだ・・・という日々ですねぇ。

お外に出てるのもなんだかなぁというあなた・・・そう、あなた・・・です。
もし丸亀に来られることがあれば、丸亀城近くの丸亀市市民交流活動センター(正式名称が長い!)
「マルタス」(市役所南側)に足をお運びくださいませ。

1階市民展示スペースで当会主催の作品展示をおこなっています。



出展者は高知県在住で、当会もお世話になっている雑木バードカービング作家で木育インストラクターの
‘‘堀田幸生‘‘さん、そして当会会員の‘‘塩田はるえ‘‘さんです。
おふたりのコラボ展示となっています。




一昨年も同所で同様の作品展示を行いましたが、今回はちょっと趣向を変えた内容となっています。
森の雰囲気をを少しは感じていただけるのかな?って思っています。
それと、鳥の作品誕生にまつわる話も少しだけですが添えさせていただきました。
(詳しく掲載したいのですが、なにせ限られたスペースですので泣く泣く全部は諦めたしだいです・・・( ;∀;))




作品展示作業中、一般見学者の方から「作品販売していただけますか?」とのうれしいお声もいただきました\(^o^)/
7月末までの一か月間展示していますので、もしよろしければおいでくださいませ。
マルタス施設内にはいろんな本がありますし、コーヒーやお茶などを飲みながらリラックスすることもできます。
鳥の彫像、民芸作品たちのコラボで心も身体もリフレッシュしていただければなぁ~と願っています。
S.S



  


Posted by いぬのなつ at 14:54Comments(0)お知らせ

2024年06月24日

森との関わり



私事で恐縮ですが、若い頃は、と言っても20代から30代にかけてですが、森への興味はさほど無かった気がします。その頃はもっぱら高い山に登ることに興味が集中して、森や森林はその道中(通過点)でしかありませんでした。ぼくは建築の設計を生業としており、建築には木造、鉄筋コンクリート、鉄骨などの構造体があるのですが、木造に興味の重きが移ったのはずっと後で40代の半ばを過ぎたころでしょうか。それはちょうど独立して設計事務所を構える時と重なります。家には父が植えた少しばかりのヒノキがあり、長男のぼくは「あととり」をいうこともあって頭の片隅にはその山のヒノキのことがずっと引っかかっていました。そのようなこともあり、木の利用や林業のこと、地域材で建築や住宅をつくることに対してあまりに無知な自分に気が付いたのは50に手が届く頃。その後あちこちに勉強に出向き、同時並行で林業をかじり、その間高山の興味が失せたわけでありませんが、森林帯を対象とした活動に時間の多くを使うようになりました。70を過ぎた今、様々なことに対して少し軌道を見つめなおしたいと思っています。(TM)  


Posted by NPO法人フォレスターズかがわ at 09:48Comments(0)森に学ぶ

2024年06月15日

6/29みどりの学校参加者募集中!

6/29みどりの学校「大福院の森で里山体験」参加者募集中です。
高松の奥座敷塩江、歴史とロマンあふれる大福院の森にぜひ遊びにお越しください。
https://www.foresters-k.com/event/2024/06/5baf51de322b6f415b73dd75c5c95ac23fb3096b.html


  


Posted by NPO法人フォレスターズかがわ at 23:12Comments(0)お知らせ

2024年05月26日

忘れ得ぬ記憶

の一つに屋島がある。
子供の頃遠足でケーブルカーに乗った思い出、新旧の遺産は対象的だがどれもが貴重。




遠望に見つけたのは象頭山、左手に城山・猫山・大高見峰が連なる。
小さいなあ・・・
向こうからこちらを見ると視認できる屋島、
あらためてこういう位置関係かと納得してふむふむ。



屋島山頂でクリーン活動は、瀬戸内海国立公園指定90周年記念事業の一環。
たかがゴミ拾い、されどゴミ拾い、捨てないでくださぁ~い!
ゴミを捨てる人、自分のココロを汚していますよ。





一汗一魂(造語です)目的に向かって無心で登ります。



(TM)



  


Posted by NPO法人フォレスターズかがわ at 12:15Comments(0)リポート

2024年05月19日

2024 森の音楽会

5月18日、琴南の森にてVol3‘‘森の音楽会‘‘開催。
天候にも恵まれ、たくさんの方においでいただきました。
来場者の方々へは「ありがとうございます」の感謝、感謝の言葉しかありません。



音楽会は‘‘MAJYORIN‘‘さんの弾き語りで幕開け
伸びある歌声がヒノキの森に響きわたります


続いてフォレスターズかがわ会員の‘‘イーさん‘‘と‘‘ハーさん‘‘がギター&ハーモニカで熱唱です
熱唱と言っても優しいお二人の人柄を映し出すかのような純朴な歌唱っと言った方がいいのかも
マイクをとおさない生の歌声には身を傾けてしまいます



そして、ジプシー・ジャズ(フランス語で「ジャズ・マヌーシュ」)の演奏がはじまります。
この音楽は、旅をしながら生活するジプシー(ロマ)の音楽とスウィング・ジャズが融合したものだそう。
キャラバン旅でのキャンプ地で楽しまれた音楽ということはアウトドアにピッタリと思うんですね。
奏者はベーシストの‘‘MINAGI‘‘さん(コントラバス)とバンド‘‘Hot Club Of Okayama‘‘(ギター&ヴァイオリン)



定番のジプシー・ジャズの楽曲と耳馴染みスタンダードナンバーを
時に‘‘MAJYORIN‘‘のヴォーカルセッションを交えながら奏でられます。



ギター、ヴァイオリン、コントラバスは木製楽器。
木から生まれた楽器から奏でられる音が生まれ故郷の樹々に帰ってゆくようです。
森という舞台にはこうした音楽がとても似合うというか、共鳴しているというか・・・そんなふうに思えてなりません。

森が多様性を有しているというのなら
その森の利活用もさまざまであっていいものと思えます。
こうして森に足を運んでくれた方々がさらに森に心を足を向けてくれればいいと
密かに願っています。
音楽と共に皆の思いが森に溶け込むことを・・・




そうそう、一昨年の音楽会に親子で参加していただいた方の娘さんが音楽会のあとヴァイオリンを習っているとの話を伺いました。
ちょっとうれしい気持ちになりました。

S.S  


Posted by いぬのなつ at 18:21Comments(0)リポート

2024年05月01日

木の誕生はドングリから



おびただしい数のドングリを地上に落していたのは、

畑の片隅で空間を占有しているウバメガシ。

生垣に密植されると大きくなるのは大変だけれど、

一本立ちだと堂々たるもんです。

拾った一個が竹ポットの中から芽を出して若葉を付けました。(TM)  


Posted by NPO法人フォレスターズかがわ at 14:21Comments(0)暮らし