› NPO法人 フォレスターズかがわ

2024年10月29日

遊びにおいでくださいね

各地の秋祭りも終えつつあるようです。
もうすぐ霜月ですね。
つい先日まで日中はまだまだ暑さが残っていましたが、ようやく肌寒さを感じるようになりました。
木々の葉っぱも色付き始め、ハラハラと落ち葉も・・・。

さてさて、お知らせです。
11月30日(土)と12月1日(日)の2日間
まんのう町琴南でイベントが開催されます。
「まんのう町ことなみ 2024 つながる森のひとときを」
です。


当会も第1会場の「琴南地域活性化センター(ことなみ未来館)」で出展しまーす。
森や木に関する活動する人や団体が、木工クラフトや作品展示・販売、アウトドア体験など様々なイベントで
来場者を楽しませてくれるようです。

当会は、屋内ブースで「棍棒つくりとミニ棍棒ストラップつくり」のワークショップと
屋外運動場にて、「棍棒飛ばし」と攻撃方と守備方に分かれて戦う「棍棒ゲーム(大人版・子供版)」の
2パターンのイベントを出展開催します。



そもそも棍棒って何?とおっしゃる方は、当会HPブログで過去にアップした
2023年7月9日記事と2023年10月15日の記事をご覧いただければと思います(;^ω^)
以前、NHKの番組、「いいいじゅー」や「あさイチ」でも放送されてましたし、
最近では、民放番組「有吉ジャポンⅡ」でも取り上げられていましたね。
ご覧になった方もおられるのではないかと・・・。

いろいろとご説明するより、「百聞は一見に如かず」、「考えたり、思うより、まずやってみなはれ!」
てな乗りで、是非とも一度ご体験をと申させていただきます・・・ね。
なんでもいいんです。
森や里山へのアプローチの一つとして、楽しめるツールとして、仲間つくりの機会として、
そんな思いでいるんです。

このイベントには、助っ人・アドバイザー・インストラクターとして
愛媛県内子町の棍棒チーム「内子インナーチルドレン」の方々も来ていただけます。
里山活動、地域おこし活動なんかの話での交流も考えています。



あら?画像が横になっちゃいましたけど、楽しそうな雰囲気、伝わったらいいんですが・・・
ぜひ、遊びに来てくださーい‼

S.S  


Posted by いぬのなつ at 18:13Comments(0)お知らせ

2024年10月09日

Iさんに会ったのは

10月5日のウッディフェスティバル2024だった。フォレスターズかがわの創設者である。夏に体調を壊して3ヵ月の間、治療についやしたといい、すっかり痩せた体で手には杖がある。もう90を超えているもんなぁ・・・でも言葉はしっかりして握り返す手にはまだ力がある。思えばIさんの情熱に感化されてこの会に入ったと言ってもいい。Iさんのライフワークである「いろり工房」の活動も遠のいているような口ぶりで、目には寂しさがただよう。あれから20年、時の移ろいを想う。(TM)


  


Posted by NPO法人フォレスターズかがわ at 04:36Comments(0)お知らせ

2024年09月04日

クマにあったらどうするか

ノロノロ台風10号は進路地域だけでなく遠隔地にも多大な影響と被害をもたらして去りました。
報道では近年という言葉が使われていますがそもそも自然の御業は人智の及ぶところでは有りませんね。
もっとも人の営みが過度に地球に影響を与えていたならよくよく考えねばならないことで・・・。

奄美大島ではハブの駆除策として特定外来マングースを半世紀ほど前に持ち込んだそうですが、
そのマングースによってアマミノクロウサギなどの在来希少種が被害を受けてしまい、今度は国費を投じて
マングースの根絶に尽力し、今般マングースの根絶を宣言したそうな。
なんでも昼行性のマングースが夜行性のハブの駆除には適さなかったということらしい。
実践して初めて分かるということも有るのでしょうが、なんともはや・・・という思いです。
ヒーローとして迎え入れられたマングースは一転悪役として抹殺駆除の対象になってしまい・・・。

折りしも「クマにあったらどうするか」を読了したところでした。


アイヌ民族の狩人が実体験した話を聞書きしたもので、とても読み易いものです。
クマの生態、クマ猟、クマに遭遇した時にどう対処すれば良いのかなどなどとても興味深く面白い内容でした。
クマ猟師からの目線で語られる自然観というか、体感的な話は含蓄があり考えさせられます。
四国ではクマは剣山系でわずかに生存し絶滅危惧種とされ、私自身クマ猟はもちろん、クマに遭遇する場所へは極力出向いていかない気持ちです。
かと言っても、クマの生息地の近くではクマによる被害が続いています。

本書ではクマを中心として書かれていますが、身近な問題、果ては人間社会における人同士のあり様にも思いをはせることができます。
私共の活動に関することとしては、針葉樹ばかりを植樹することによる生態系への影響はやはり考えねばならないことです。
猟師の姉崎さんは「山は死んでいる」とまで言っています。

姉崎さんは
「『クマが怖い』ものだという言葉が怖い」・・・、
「クマは机の上にはいない」・・・、
クマとの共存のあり方については
「なんだか嫌だな」「ちょっと怖いな」と双方が感じ合うことが大事・・・、
そんな風に、机上論ではなく、実際にフィールドワークをしているからこその言葉は本当に貴重なものだと思います。
今年手にした本の中でも特に感銘を受けた一冊。

それにしても、あのマングース根絶発表の記者会見の様子。
根絶プロジェクト達成の高揚感からでしょうか、環境省担当官や関係者の笑顔や拍手を素直には受け止められない思いでした。
人間が暮らすということは自然界にある程度手を突っ込むことは致し方無いことではあるのですが・・・。
S.S
  


Posted by いぬのなつ at 12:44Comments(0)リポート

2024年08月25日

ヒノキの森を調べてみれば


何が解る?
樹高・本数・直径etc・・・
それらを調べて木材利用につなげたいと思います。
アプリが活躍する森の調査にぜひご参加ください。
森をもっと知りたい方にオススメです。
参加者募集中!
〈フォレスターズかがわ〉で検索  


Posted by NPO法人フォレスターズかがわ at 03:09Comments(0)森づくり森に学ぶ

2024年08月06日

イベントふたつ

近年、夏になると、「今年は去年の夏より暑いんとちゃう?」という話題に・・・。
数年前、山仕事を体験したくて某森林組合で数年にわたり仕事のお手伝いをさせていただきました。
夏は早朝より刈り払い機を手に、下草刈りに従事したのですが、炎天下の下、今考えると、あんなこと
よくやっていたなぁって思ってしまいます。
林業において、夏の作業の厳しさは知られているところですが、今のこの時期も、どこかの山では汗びっしょりになりながら
がんばって作業をしているうだろうなあ・・・。

そんな思いを感じつつ8月4日、丸亀市マルタスにて屋内イベントを開催しました。
屋内で、暑さを忘れる快適な空間での作業です。

午前の部は、昨年に続き、第2回目「夏休みの宿題をやっつけよう!総ヒノキの家つくり」です。
昨年同様、高知県から、いつもお世話になっている堀田先生を講師としてお招きしました。
昨夏のイベントの際は、参加の子供たちが大人が発想もしない観点で自分が思い描く家をそれぞれにつくりあげ、
驚きと感心を覚えた次第で、さて今年はどのような作品つくりになるのか?と楽しみにしていました。

講師から「多層階で、中が見える形の家、そして配ったヒノキの台に立つ家をつくって」との条件が出され、
1分間子供たちは目を閉じて、自分が住みたいと思う家を思い描きます。
作業開始から、昨年より早いペースで子供たちの建築作業が進みます。
材料を選び、手であれこれと組み合わせ、次第に形が現れてきます。
保護者の方も、速乾性ボンドでの貼り合せ作業をアシストしたり、「ここはどうするん?」って子供に質問したり。
親子での会話も弾んでいるようです。

イベントの終わりには、子供達が作製した家を会場の皆さんの前で一人一人披露していきます。
屋上に駐車場を設け、そこに停める車も作った子供。
椅子や机などの家具を配した家や、屋上でキノコ栽培ができる家・・・とても個性的で面白い家ばかり。
中には「金庫やぶりの家」と題し、金庫スペースを設け、簡単に上ることのできない階段を付け、玄関には木で作った
番犬を置くなど、とても発想がユニークで手の込んだ家も。
また、好きな猫をイメージした家にして、ボルダリングができる壁、美しいと思える造形を配した夢のある家。
お母さんの部屋、リビング、お風呂など具体的で優しい感じの家もいっぱい・・・。
どれもこれも個性的で素敵な家ばかりでした。




午後の部は今回で3回目となる「雑木バードカービング」です。
講師からは「雑木といっても、一つ一つに名前がちゃんとあります。」と。
今回はクロバイ、ツバキ、ヤマモモなどの木を材として使用しました。
やむを得ない事由で伐られた樹々を手にすることで、樹木の名前を知ることはもちろん
参加者の方が自然に関心を持っていただければと思わずにはいられません。
バードカービングは鳥を彫像するのですが、出来上がった形を見て、「さて何の鳥に似てるだろう?」
って思ってくれたり、講師持参の野鳥ガイドブック備付の「各種鳥の声」を聴いて、鳥に思いをはせたり。
屋内でのイベント活動がアウトドアへの扉となればいいんだけれどと思います。

このバードカービング作業ではナイフの正しい使い方を体感していただくことも大事です。
そしてナイフで木を彫刻しながら知らず知らずのうちに集中力が高まっていくことにも気づきます。
みんなが一生懸命になればなるほど会場はいつも静かになりますね。




屋内イベントは天候に左右されずに開催できる事が魅力です。
そして、普段はあんまり気に留めない里山や森にふっと目を向けていただける機会にもなります。
「楽しいかも?」、「面白いかも?」・・・そうしたちょっとした「〇〇かも?」の思いを抱いていただければと。
S.S

  


Posted by いぬのなつ at 15:10Comments(0)リポート

2024年07月18日

語りかけ

マルタスでの作品展示期間も半ばを過ぎ
展示作品の作者、塩田さんが一部作品の入替えを行いました。



丸亀へ所用で来られる方、お時間がある方はお立ち寄りくださいね。
マルタス1階市民展示スペースです。
夜、ダウンライトに浮かぶ作品たちは、また一味違った趣があります。私は好きです。

今回の入替え作品に桜の古木樹皮があります。
これは先日、塩江の山奥、大福院というお寺の山に自生していた山桜からいただいたものです。
この山桜、いつ倒れるかわからないほど傾いていたため、惜しみつつも危険回避のためにやむなく伐倒したものです。
幹の径は60センチ超で樹齢、さあ100年?程でしょうか、それ以上でしょうか・・・。

伐倒前には、この山桜にご住職が御祈祷を捧げました・・・。
民芸作家の塩田さんは、伐倒前、そして伐倒後に「長い間ありがとうね・・・」などと山桜に声をかけます。
そして倒れた木の樹皮の一部をいただき、今回の展示作品に加えました。

塩田さんは、山での活動の際、いつも樹々や草花、そして虫たちにも語り掛けています。
マルタスでの作品展示の際にも、鳥の彫像や、作品たちにも語り掛けています。

多くの人は、自然に対して畏敬の念をお持ちだと思います。
かく言う私もそうした思いで自然と接しているつもりです。
でも声に出して語り掛けるといった行為をしていません。
以心伝心という言葉がありますが、実際に声に出して語り掛ける、手を触れて語り掛ける。
こうした行為は尊いものではないかと、塩田さんを見てそう思います。
S.S



  


Posted by いぬのなつ at 16:31Comments(0)お知らせ

2024年07月01日

鳥の彫像と民芸作品展示

毎日ジメジメと梅雨らしいと言えばそうなんだ・・・という日々ですねぇ。

お外に出てるのもなんだかなぁというあなた・・・そう、あなた・・・です。
もし丸亀に来られることがあれば、丸亀城近くの丸亀市市民交流活動センター(正式名称が長い!)
「マルタス」(市役所南側)に足をお運びくださいませ。

1階市民展示スペースで当会主催の作品展示をおこなっています。



出展者は高知県在住で、当会もお世話になっている雑木バードカービング作家で木育インストラクターの
‘‘堀田幸生‘‘さん、そして当会会員の‘‘塩田はるえ‘‘さんです。
おふたりのコラボ展示となっています。




一昨年も同所で同様の作品展示を行いましたが、今回はちょっと趣向を変えた内容となっています。
森の雰囲気をを少しは感じていただけるのかな?って思っています。
それと、鳥の作品誕生にまつわる話も少しだけですが添えさせていただきました。
(詳しく掲載したいのですが、なにせ限られたスペースですので泣く泣く全部は諦めたしだいです・・・( ;∀;))




作品展示作業中、一般見学者の方から「作品販売していただけますか?」とのうれしいお声もいただきました\(^o^)/
7月末までの一か月間展示していますので、もしよろしければおいでくださいませ。
マルタス施設内にはいろんな本がありますし、コーヒーやお茶などを飲みながらリラックスすることもできます。
鳥の彫像、民芸作品たちのコラボで心も身体もリフレッシュしていただければなぁ~と願っています。
S.S



  


Posted by いぬのなつ at 14:54Comments(0)お知らせ

2024年06月24日

森との関わり



私事で恐縮ですが、若い頃は、と言っても20代から30代にかけてですが、森への興味はさほど無かった気がします。その頃はもっぱら高い山に登ることに興味が集中して、森や森林はその道中(通過点)でしかありませんでした。ぼくは建築の設計を生業としており、建築には木造、鉄筋コンクリート、鉄骨などの構造体があるのですが、木造に興味の重きが移ったのはずっと後で40代の半ばを過ぎたころでしょうか。それはちょうど独立して設計事務所を構える時と重なります。家には父が植えた少しばかりのヒノキがあり、長男のぼくは「あととり」をいうこともあって頭の片隅にはその山のヒノキのことがずっと引っかかっていました。そのようなこともあり、木の利用や林業のこと、地域材で建築や住宅をつくることに対してあまりに無知な自分に気が付いたのは50に手が届く頃。その後あちこちに勉強に出向き、同時並行で林業をかじり、その間高山の興味が失せたわけでありませんが、森林帯を対象とした活動に時間の多くを使うようになりました。70を過ぎた今、様々なことに対して少し軌道を見つめなおしたいと思っています。(TM)  


Posted by NPO法人フォレスターズかがわ at 09:48Comments(0)森に学ぶ

2024年06月15日

6/29みどりの学校参加者募集中!

6/29みどりの学校「大福院の森で里山体験」参加者募集中です。
高松の奥座敷塩江、歴史とロマンあふれる大福院の森にぜひ遊びにお越しください。
https://www.foresters-k.com/event/2024/06/5baf51de322b6f415b73dd75c5c95ac23fb3096b.html


  


Posted by NPO法人フォレスターズかがわ at 23:12Comments(0)お知らせ

2024年05月26日

忘れ得ぬ記憶

の一つに屋島がある。
子供の頃遠足でケーブルカーに乗った思い出、新旧の遺産は対象的だがどれもが貴重。




遠望に見つけたのは象頭山、左手に城山・猫山・大高見峰が連なる。
小さいなあ・・・
向こうからこちらを見ると視認できる屋島、
あらためてこういう位置関係かと納得してふむふむ。



屋島山頂でクリーン活動は、瀬戸内海国立公園指定90周年記念事業の一環。
たかがゴミ拾い、されどゴミ拾い、捨てないでくださぁ~い!
ゴミを捨てる人、自分のココロを汚していますよ。





一汗一魂(造語です)目的に向かって無心で登ります。



(TM)



  


Posted by NPO法人フォレスターズかがわ at 12:15Comments(0)リポート

2024年05月19日

2024 森の音楽会

5月18日、琴南の森にてVol3‘‘森の音楽会‘‘開催。
天候にも恵まれ、たくさんの方においでいただきました。
来場者の方々へは「ありがとうございます」の感謝、感謝の言葉しかありません。



音楽会は‘‘MAJYORIN‘‘さんの弾き語りで幕開け
伸びある歌声がヒノキの森に響きわたります


続いてフォレスターズかがわ会員の‘‘イーさん‘‘と‘‘ハーさん‘‘がギター&ハーモニカで熱唱です
熱唱と言っても優しいお二人の人柄を映し出すかのような純朴な歌唱っと言った方がいいのかも
マイクをとおさない生の歌声には身を傾けてしまいます



そして、ジプシー・ジャズ(フランス語で「ジャズ・マヌーシュ」)の演奏がはじまります。
この音楽は、旅をしながら生活するジプシー(ロマ)の音楽とスウィング・ジャズが融合したものだそう。
キャラバン旅でのキャンプ地で楽しまれた音楽ということはアウトドアにピッタリと思うんですね。
奏者はベーシストの‘‘MINAGI‘‘さん(コントラバス)とバンド‘‘Hot Club Of Okayama‘‘(ギター&ヴァイオリン)



定番のジプシー・ジャズの楽曲と耳馴染みスタンダードナンバーを
時に‘‘MAJYORIN‘‘のヴォーカルセッションを交えながら奏でられます。



ギター、ヴァイオリン、コントラバスは木製楽器。
木から生まれた楽器から奏でられる音が生まれ故郷の樹々に帰ってゆくようです。
森という舞台にはこうした音楽がとても似合うというか、共鳴しているというか・・・そんなふうに思えてなりません。

森が多様性を有しているというのなら
その森の利活用もさまざまであっていいものと思えます。
こうして森に足を運んでくれた方々がさらに森に心を足を向けてくれればいいと
密かに願っています。
音楽と共に皆の思いが森に溶け込むことを・・・




そうそう、一昨年の音楽会に親子で参加していただいた方の娘さんが音楽会のあとヴァイオリンを習っているとの話を伺いました。
ちょっとうれしい気持ちになりました。

S.S  


Posted by いぬのなつ at 18:21Comments(0)リポート

2024年05月01日

木の誕生はドングリから



おびただしい数のドングリを地上に落していたのは、

畑の片隅で空間を占有しているウバメガシ。

生垣に密植されると大きくなるのは大変だけれど、

一本立ちだと堂々たるもんです。

拾った一個が竹ポットの中から芽を出して若葉を付けました。(TM)  


Posted by NPO法人フォレスターズかがわ at 14:21Comments(0)暮らし

2024年04月06日

知恵くらべ



イノシシの頭数が減っているという。

そう言われてみればと思うことがあるけれど、

はたして・・・

この時期、うちのタケノコ林も以前に比べて出現が少ない気もする。(TM)





  


Posted by NPO法人フォレスターズかがわ at 22:26Comments(0)里地里山

2024年03月31日

肌感覚

とでも言いましょうか、長年生きていると気温の具合で「そろそろだな」っていうのが分かります。出ていましたね、いいいよこれから本格的にワラビ採りのシーズンです。



まだ出始めなので少量です。



琴南の森のサクラは元気がありません。
テングス病がきてずいぶん経ち、もう樹勢も無く伐りどきでしょうか。



もうすぐ2024年度のステージが始まる琴南の森


  


Posted by NPO法人フォレスターズかがわ at 22:00Comments(0)里地里山

2024年03月11日

講演会&ワークショップ

3月の序盤戦が終わりましたが陽射しの強さとは違って少し寒い感じがする今日この頃・・・。
2月が暖冬気味だったからなのか、この気候の変化に身体がついていけてないような。

昨日は快晴で絶好のアウトドア日和でしたが高知県いの町で開催されたワークショップと講演会に参加しました。

午前のワークショップは、ヒノキの間伐や枝打ちで生じた材で恐竜や動物などの模型を作るというものでした。
材料は恐竜や動物の種類ごとにそれぞれパーツごとに加工処理されたものです。
作者の高芝工房の方は、図鑑などで対象となる恐竜や動物を見て体の部位ごとにパーツを作っているそう。
パーツの製作には、鋸、ドリル、電動鋸等を使っているとのことで、精密工作機械は使っていないようです。

見本として展示された作品から好みの恐竜若しくは動物の種類を選び、そのパーツが入ったパックを500円/1パックで購入し、作製します。
パーツはアルミ線材で繋ぎます。木工ボンドはほとんど使用しないでいいくらい。
大人、子供に関わらず誰にでも簡単な作業で作ることが出来ます。

精密な工作機械を使わず、森に落ちている小枝や葉っぱを使っての可愛いものづくりもありますが、
ヒノキのいわゆる端材を少し加工していろんな工作ができるのは面白いと改めて思いました。


恐竜や動物の種類ごとにパッケージされているものですから本当に簡単です。
パーツの加工・製作も要領さえ掴めればなんとかできるかなって思うほどでしたね。
なんと言っても子供が楽しそうでした。
私は今回、恐竜3体を作ってみましたが、他の動物たちも面白そうでしたね。

午後の講演会は、高知中部森林管理署の森下首席森林官の山や自然の動植物に関する楽しいお話です。
森下さんが描かれている「たんね歩記」のイラストマップや、実際に登山された時の風景写真なども
スライド写真で映し出されていてとても魅力的な講演でした。



各地の山々や暮らしにまつわる伝承なども記載されたイラストマップは、時代とともに忘れ去られていく地方の姿を後世に残すためにも貴重な財産となるのではないかと思います。
会場に来られていた方々もうなずいたり感嘆の声を出しながら見入り聴き入っていた様子でした。
森下さんの「たんね歩記」は前にも記しましたが、当会HPのトップの下部にある「四国森林管理局」をポチっと押していただければ、そこからのぞきに行くことができます。

講演会に先立ち、高知中部森林管理署の方が鹿の食害について危機感を持って活動されている話もありました。
会場内にも鹿による食害に関するパネル展示もされていましたので、山間部が少なく、鹿による食害について
実感が乏しい香川県民として改めて生きものたちとのかかわり方について考えさせられました。

また、天然林、人工林に関わらず人の手が入ることの重要性を語られていましたが、私もそう思いますね。
但し、人が自然界を手なずけよう、差配しようなどと考えることは論外なことかとも思います。
でも依然としてピラミッドの頂点が人間であるとの意識を潜在的に人が持っているような気も捨てきれません。
S.S


  


Posted by いぬのなつ at 15:31Comments(0)リポート

2024年02月21日

菜種梅雨でしょうか

このところずーっとスッキリしないお天気が続いています。
気温は春を越え初夏の気配のような日も・・・。
晴れ⇒雨⇒曇り⇒晴れが一日の中で目まぐるしく回っているようです。
明後日23日は、放置竹林整備中のフィールドで竹を主人公にした「竹炊飯」、「竹工作」なんかのイベントを行う予定。
参加される方の中には、野外活動、アウトドア遊びなどのビギナー風の方もおられます。
フィールドの状態が悪かったり、途中で雨に降られたりすると、せっかくの楽しさを味わってもらえなくなるでは?
と、不安な気持ちになってます。
果たしてイベント開催できるのか?当日までお空のご機嫌伺いが続きます。

来月、こんなイベントがあるよってお知らせが届きました。




講演会とワークショップのご案内。
講演会は面白いのに違いないし、ワークショップにも興味が湧きます。
参加申込しましたので今から楽しみです。

講師の森下さんは「たんね歩記」という楽しい登山マップを描いている方。
当会ホームページ下部にあるリンク先「四国森林管理局」をポチっと押して訪問すれば
森下さんの「たんね歩記」に出会えます。

こうした屋内イベントなら天候に関係ないので安心だあ~って、雨空を眺めながら腕を組んでいます。
S.S

  


Posted by いぬのなつ at 10:05Comments(0)お知らせ

2024年02月09日

高知からの春風

立春すぎとはいえ、まだまだ寒い日々。おまけにここ数日はなんだかはっきりしない天候でした。
そして今日(2月9日)、高知から「はるかぜ」が吹いてきました。
その「はるかぜ」とは、「春野フレッシュミズ」、農業従事している(そうでない方も)高知JA女性部のグループの方々。
晴れ渡る青空の下、高知からサンメッセ香川のイベント会場においでくださいました。

その目的は?

自然素材のツヅラフジを使ったリースづくりの研修のためです。
春野フレッシュミズさんはJAをよりどころとして、暮らしや地域貢献、食などについて様々な活動をしているそう。
そしてその一環ととして企画したのが芋づるを使ったリースづくり。
リース作りを調べていく過程で知ったのが、フォレスターズかがわ会員で自然素材を使った創作活動をしているSさんのこと。
そうした経緯で私共の会にリース作りの講習依頼をされたのです。
芋づるの材料は時期的に入手できなかったので今回は代替としてツヅラフジを素材にした講習内容になりました。

春野フレッシュミズの皆さんは笑顔で終始和やかなムードで講習は進みました。


最初は、慣れない蔓に戸惑ったようでしたが、日頃農作業に携わっているからなのか、皆さん次第に要領を得ながら
手際よく蔓を編んでいきます。先ず一つを作り、二つ目を作る際には、形や大きさを調整しながらきれいに編み上げられる
ようになったようでした。

器用さ、センスの良さが光っていましたね!。

講師役のSさんは9名の受講者の方々ににこやかに対応・指導されていて、材料収集から講習に際してのご苦労も
喜びに変えられたのではないかと見ていてそう感じました。

最後は、蔓を素材にしたリースの飾りつけ、麦わらを使ったホタル籠作りの例などを講師Sさんが紹介して会を終了しました。
限られた時間ではありましたが、質疑応答や雑談会話などもスパイスにしつつ、ものづくりの一端を体験していただけたのではないかと思います。

フレッシュミズ様は地元地域の活性化を担っているところもあり、その活動ツールを求め、いろんなことに挑戦し、活用しようとしているようです。
まさに、ミッション!パッション!アクション!を体現しているような感じです。

「地域興し」、「活性化」って言葉はあまり好みではありませんが、各地でそれぞれの考えや思いでいろいろな活動をされている方がたくさんいます。そうした方々と交流し、その思いに触れることは双方が刺激となり、一歩前進するような気がして本当に大切なことだと感じています。
「春野フレッシュミズ」というネーミングから「春の新鮮な瑞々しさ」という語感通りの印象を強く持ちました。

フレッシュミズの皆さん、明るい笑顔でますますご活躍してくださいね!
S.S




  


Posted by いぬのなつ at 20:00Comments(0)リポート

2024年02月04日

香川県みどりの学校

山や森に関するイベントを年に十数回、

それは日々の暮らしのなかに自然を感じてもらうこと。

むずかしいことはさて置いて、興味の素材を見つけてくれるといいかなと思っています。

子供も大人もご縁あって集った人たちの、

笑顔にふれるとやったかいがあったというものです。

そんな場を提供してこれまでやってきました。
 
これからもね。(TM)







  


Posted by NPO法人フォレスターズかがわ at 18:51Comments(1)森を楽しむ

2024年01月26日

国分寺南幼稚園さんで里山プロジェクト

国分寺南幼稚園さんへ森のお話に行ってきました。
かわいい園児たちが真剣にお話を聞いてくれました。

森のお話 このひのきは何歳くらい?
大きくなって窮屈になってきたらどうしよう? お引越ししたらいい!
子どものまっすぐな言葉に、胸キュンです。



輪切りを合わせると何かが見えてくるね。

世界に1つだけの楽器、ヒノッキン体験。優しい音がするね。

園長先生が、早速、玄関先に飾ってくれました。


どうもありがとうございました。
(S.A)





  


Posted by NPO法人フォレスターズかがわ at 06:59Comments(0)里山プロジェクト

2024年01月19日

未来をみつめ今を生きる

「きれいな空気、きれいな水、きれいな景色」田中政晴さんの3Kだ。こんな幸せなことはないと田中さんは言う。林業は3K(きつい、汚い、危険)とは決して言わない。山仕事は自己を磨く誇り高き仕事と捉える、ここに田中政晴さんの神髄があるようだ。昨日香川県林業普及協会の会で田中さんのお話を聴く機会があり、蓄積された林業経験からこぼれ落ちる珠玉の言葉の数々が共感とともに、得も言われぬ幸福感が満ちてくるのを感じたのだ。「木が好きであること、山が好きであること、これがないと続かない」当たり前のことを田中さんが語ると腑に落ちる。探求心と行動力が止まない90代、かがわ林家の支柱である。(TM)

 写真は2009.7.22田中さんの山を案内してもらった時のもの

  


Posted by NPO法人フォレスターズかがわ at 22:53Comments(0)リポート