2023年09月05日
ものづくりは難しい
気がつけば9月です。
天気概況に目をやると出るは出るはで次々と台風が発生し、北上しています。
その影響でしょうか、肌に感じる空気感はまるでお風呂の中にいるような・・・。
最近、日の出前の東の方向に目をやれば、その茜色に染まる空の彩というか雲の姿に
しばし見とれてしまうということが続いています。
秋めいて・・・ということでしょうかね。
が、しかし口から出るのは「あっつ~~」だけです。
先日の日曜日、丸亀市市民交流活動センターマルタスでワークショップを開催しました。
「香川県みどりの学校『ほたる籠とかわいいバッタ』」と題したものです。
麦わらを材料として「ほたる籠」を、シュロの葉を使って「バッタ」を作るというもの。

作品つくりについて事前に講師のSさんとシュミレーションをしてまして、2時間という時間枠であれば
2作品を製作するのには余裕があるでしょうねぇ~って想定し、ゆったりとした時間配分で作業を進めるという目論見を立てました。
先ずはホタル籠を作りましょうってことで、材料を配り、説明をしたあとすぐに各自が製作にとりかかりました。
「ちょっとわかりませ~ん」という受講者の方には講師のSさんが説明や手本を示すのですが、受講者の方にとってはなかなかに難しそうです。
と言いますのは、麦わらという材は同じ個所を何度も何度も折り曲げると割れてくるんですね。
受講者の方は、少しでも良いものを作りたいという思いで、自分のイメージに合わないと思うと、すぐにやり直そうとします。
ですので、どうしても材料を酷使してしまうということになってしまっているようで・・・。
「みなさん初めての作業体験ですから、失敗を恐れず思い切ってとりあえず1個完成させてみましょう。
材料はありますから、終わればもう1個作りましょうね」って助言させてもらいました・・・。
細かいことはここでは割愛させていただきますが、とりあえず80分ほどの作業を終えてほたる籠つくりを終えました。
さて、次はシュロの葉を使ったバッタ作りということで作業を開始しました・・・が、やはり皆さん材料となる葉を上手く使いこなすことに難儀しています。
ゼムピンを使って葉を割いたり、葉をリボンの形状にしたりという単純ともいえる作業が難しいようでした・・・。
前半のホタル籠同様に皆さん四苦八苦、講師のSさんもあちらこちらと順番にサポートしたりと忙しくしながらもなんとか
バッタを各自1匹ずつ誕生させて今回のワークショップの作業工程を終えました。
昔は身の回りにある自然素材を用いて、生活用品、遊び道具などを作って暮らしていく、そんな営みが当たり前でした。
必要に迫られてということもあって、自然素材を採取したり、手作業でのものつくりというものがごくごく日常で、
誰から教わるというのでもなく、親や周囲の真似事から自然と「ものつくり」というのが身についたんですね。
今では自然素材の材料を確保するのが困難で、時間や手間をかける手作業をやろうなんてことも思わなくなりました。
安価で機能的な便利グッズが溢れていますので、コスパの悪いことなんてやってられない・・・ということですかね。
自然素材を使ったワークショップに参加していただいた方々は「興味があるから・・・」「遊び感覚で・・・」などとそれぞれの
思いで作業に取り組んでいただいたと思います。皆さん初体験のことですから、思い描いた作品になったかどうかわかりませんが、
少なくとも、素材を手にする、工夫すればその素材が何らかの形に姿を変え、活かされるってことは感じてくれたのかなあって
思っています。
現代の暮らしの中で「自然のこと」「手仕事のこと」なんかをふと思うというだけでもいいので、
出来ることならこうした機会は継続したいものだという思いを強くしました。
ワークショップに参加していただいた方にはいつも感謝の思いしかありません。
最後に参加者全員で集合写真を撮るのですが、その笑顔はいつも素敵ですネ。
S.S
天気概況に目をやると出るは出るはで次々と台風が発生し、北上しています。
その影響でしょうか、肌に感じる空気感はまるでお風呂の中にいるような・・・。
最近、日の出前の東の方向に目をやれば、その茜色に染まる空の彩というか雲の姿に
しばし見とれてしまうということが続いています。
秋めいて・・・ということでしょうかね。
が、しかし口から出るのは「あっつ~~」だけです。
先日の日曜日、丸亀市市民交流活動センターマルタスでワークショップを開催しました。
「香川県みどりの学校『ほたる籠とかわいいバッタ』」と題したものです。
麦わらを材料として「ほたる籠」を、シュロの葉を使って「バッタ」を作るというもの。

作品つくりについて事前に講師のSさんとシュミレーションをしてまして、2時間という時間枠であれば
2作品を製作するのには余裕があるでしょうねぇ~って想定し、ゆったりとした時間配分で作業を進めるという目論見を立てました。
先ずはホタル籠を作りましょうってことで、材料を配り、説明をしたあとすぐに各自が製作にとりかかりました。
「ちょっとわかりませ~ん」という受講者の方には講師のSさんが説明や手本を示すのですが、受講者の方にとってはなかなかに難しそうです。
と言いますのは、麦わらという材は同じ個所を何度も何度も折り曲げると割れてくるんですね。
受講者の方は、少しでも良いものを作りたいという思いで、自分のイメージに合わないと思うと、すぐにやり直そうとします。
ですので、どうしても材料を酷使してしまうということになってしまっているようで・・・。
「みなさん初めての作業体験ですから、失敗を恐れず思い切ってとりあえず1個完成させてみましょう。
材料はありますから、終わればもう1個作りましょうね」って助言させてもらいました・・・。
細かいことはここでは割愛させていただきますが、とりあえず80分ほどの作業を終えてほたる籠つくりを終えました。
さて、次はシュロの葉を使ったバッタ作りということで作業を開始しました・・・が、やはり皆さん材料となる葉を上手く使いこなすことに難儀しています。
ゼムピンを使って葉を割いたり、葉をリボンの形状にしたりという単純ともいえる作業が難しいようでした・・・。
前半のホタル籠同様に皆さん四苦八苦、講師のSさんもあちらこちらと順番にサポートしたりと忙しくしながらもなんとか
バッタを各自1匹ずつ誕生させて今回のワークショップの作業工程を終えました。
作業の途中、マルタス館内を行き来している方々(主に高齢女性)から、「昔はこんなものをよく作っとたんよ。今は材料が手に入らんもんね~」なんて声を頂戴しました。
昔は身の回りにある自然素材を用いて、生活用品、遊び道具などを作って暮らしていく、そんな営みが当たり前でした。
必要に迫られてということもあって、自然素材を採取したり、手作業でのものつくりというものがごくごく日常で、
誰から教わるというのでもなく、親や周囲の真似事から自然と「ものつくり」というのが身についたんですね。
今では自然素材の材料を確保するのが困難で、時間や手間をかける手作業をやろうなんてことも思わなくなりました。
安価で機能的な便利グッズが溢れていますので、コスパの悪いことなんてやってられない・・・ということですかね。
自然素材を使ったワークショップに参加していただいた方々は「興味があるから・・・」「遊び感覚で・・・」などとそれぞれの
思いで作業に取り組んでいただいたと思います。皆さん初体験のことですから、思い描いた作品になったかどうかわかりませんが、
少なくとも、素材を手にする、工夫すればその素材が何らかの形に姿を変え、活かされるってことは感じてくれたのかなあって
思っています。
現代の暮らしの中で「自然のこと」「手仕事のこと」なんかをふと思うというだけでもいいので、
出来ることならこうした機会は継続したいものだという思いを強くしました。
ワークショップに参加していただいた方にはいつも感謝の思いしかありません。
最後に参加者全員で集合写真を撮るのですが、その笑顔はいつも素敵ですネ。
S.S
Posted by いぬのなつ at 14:14│Comments(0)
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