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2024年03月11日

講演会&ワークショップ

3月の序盤戦が終わりましたが陽射しの強さとは違って少し寒い感じがする今日この頃・・・。
2月が暖冬気味だったからなのか、この気候の変化に身体がついていけてないような。

昨日は快晴で絶好のアウトドア日和でしたが高知県いの町で開催されたワークショップと講演会に参加しました。

午前のワークショップは、ヒノキの間伐や枝打ちで生じた材で恐竜や動物などの模型を作るというものでした。
材料は恐竜や動物の種類ごとにそれぞれパーツごとに加工処理されたものです。
作者の高芝工房の方は、図鑑などで対象となる恐竜や動物を見て体の部位ごとにパーツを作っているそう。
パーツの製作には、鋸、ドリル、電動鋸等を使っているとのことで、精密工作機械は使っていないようです。

見本として展示された作品から好みの恐竜若しくは動物の種類を選び、そのパーツが入ったパックを500円/1パックで購入し、作製します。
パーツはアルミ線材で繋ぎます。木工ボンドはほとんど使用しないでいいくらい。
大人、子供に関わらず誰にでも簡単な作業で作ることが出来ます。

精密な工作機械を使わず、森に落ちている小枝や葉っぱを使っての可愛いものづくりもありますが、
ヒノキのいわゆる端材を少し加工していろんな工作ができるのは面白いと改めて思いました。
講演会&ワークショップ


恐竜や動物の種類ごとにパッケージされているものですから本当に簡単です。
パーツの加工・製作も要領さえ掴めればなんとかできるかなって思うほどでしたね。
なんと言っても子供が楽しそうでした。
私は今回、恐竜3体を作ってみましたが、他の動物たちも面白そうでしたね。

午後の講演会は、高知中部森林管理署の森下首席森林官の山や自然の動植物に関する楽しいお話です。
森下さんが描かれている「たんね歩記」のイラストマップや、実際に登山された時の風景写真なども
スライド写真で映し出されていてとても魅力的な講演でした。

講演会&ワークショップ


各地の山々や暮らしにまつわる伝承なども記載されたイラストマップは、時代とともに忘れ去られていく地方の姿を後世に残すためにも貴重な財産となるのではないかと思います。
会場に来られていた方々もうなずいたり感嘆の声を出しながら見入り聴き入っていた様子でした。
森下さんの「たんね歩記」は前にも記しましたが、当会HPのトップの下部にある「四国森林管理局」をポチっと押していただければ、そこからのぞきに行くことができます。

講演会に先立ち、高知中部森林管理署の方が鹿の食害について危機感を持って活動されている話もありました。
会場内にも鹿による食害に関するパネル展示もされていましたので、山間部が少なく、鹿による食害について
実感が乏しい香川県民として改めて生きものたちとのかかわり方について考えさせられました。

また、天然林、人工林に関わらず人の手が入ることの重要性を語られていましたが、私もそう思いますね。
但し、人が自然界を手なずけよう、差配しようなどと考えることは論外なことかとも思います。
でも依然としてピラミッドの頂点が人間であるとの意識を潜在的に人が持っているような気も捨てきれません。
S.S




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Posted by いぬのなつ at 15:31│Comments(0)リポート
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