2023年03月10日
林業普及指導事業発表会聴講
3月9日、森林センターで開催された「令和4年度香川県林業普及指導事業発表会」なる会の聴講に参加。
この森林センターは、かつて放置竹林整備で作業活動(バイト的)した現場の近くにある施設なんですが、初めて訪れました。
発表会のテーマは
・森林整備担い手育成、確保対策の取組み
・未利用樹種の活用に向けた取組み
・漆植栽の取組み
・「寶の山プロジェクト」(ナラ枯れ、広葉樹材利用の取組み)
以上の取組みについて、担当部署、林業事務所から研究&活動状況が発表し、最後に講評がなされるといった次第でした。
林業従事者の激減は周知のことですが、どうにもこうにも止まらない現状のようですね。
森林環境譲与税なるものを活用し、県内の自治体や事業者が連携して林業従事者を確保・育成する取組は全国的にも実施されていることで、香川県内においてもうまく機能していけばいいんだけど・・・なにせ面積は狭小で林業自体が盛んとは言えない当県だけに。
何よりも税金(血税)を使うんですからねえ。
漆芸で有名だと思っていた香川県。その原料となるウルシの国内生産が国内消費量の5%というのにはビックリ!
漆造林活動は始まっているとのことですが、これも明るい未来が開ければと感じました。
建築資材となるスギやヒノキと違って広葉樹の利活用が進まない中で、そうした材を木製品や薪炭などとして利用促進に努めるといった
取組みも今後も試行錯誤を繰り返して続いていくんだろうなあ・・・。
林業や森林里山環境についての知識・技術・経験も皆無に等しいわが身としてコメントするのははばかれることなんですが・・・
全国で展開されている林業・森林の取組みは様々でどこも手探り状態で経験を重ねていますね。
問題点の改善、新技術の開発といっても、相手が自然で、しかも樹木となると成果を検証するのに数年いや数十年単位となります。
農作物の品種改良や技術革新のようにはいきませんよね・・・。
樹木だけでなく動植物は、それぞれの地域で、地盤、地形、気候などが異なり、あそこでうまくやれたからうちでも・・・ということにはなりませんよね。
世の中、ボーダレス、グローバル化などにシフトされていてガラパゴス化はどちらかというと否定的に捉えられがち。
でも林業や自然はその地の特性を大いに利用しなくちゃいけないだろうし、否、そうじゃないと逆に自然に逆らうといったことになると思いますね。
そこにあるものに光を当てる、そこにあるものを使用させてもらって利活用につなげていく・・・そうした原点や地道なことがやはり大切なんだとつくづく感じました。
それと、獣害と称されるイノシシ、シカなど(サルの被害もありますよね)の野生動物との関わりにとって、林業の担い手の役割は重要になってますね。
会場を見回しての素直な感想として、聴講者は山仕事のベテランである高齢者(失礼)の方がほとんどだったような。
こうした会にこそ若い人材が仕事を休んでも(休業手当は支給してね)来なくちゃいけないと思うのですが・・・。
でも、質疑応答の時間、ベテランの方々が積極的に発言されていた姿には心の中で頼もしさを覚えました。
S.S
この森林センターは、かつて放置竹林整備で作業活動(バイト的)した現場の近くにある施設なんですが、初めて訪れました。
発表会のテーマは
・森林整備担い手育成、確保対策の取組み
・未利用樹種の活用に向けた取組み
・漆植栽の取組み
・「寶の山プロジェクト」(ナラ枯れ、広葉樹材利用の取組み)
以上の取組みについて、担当部署、林業事務所から研究&活動状況が発表し、最後に講評がなされるといった次第でした。
林業従事者の激減は周知のことですが、どうにもこうにも止まらない現状のようですね。
森林環境譲与税なるものを活用し、県内の自治体や事業者が連携して林業従事者を確保・育成する取組は全国的にも実施されていることで、香川県内においてもうまく機能していけばいいんだけど・・・なにせ面積は狭小で林業自体が盛んとは言えない当県だけに。
何よりも税金(血税)を使うんですからねえ。
漆芸で有名だと思っていた香川県。その原料となるウルシの国内生産が国内消費量の5%というのにはビックリ!
漆造林活動は始まっているとのことですが、これも明るい未来が開ければと感じました。
建築資材となるスギやヒノキと違って広葉樹の利活用が進まない中で、そうした材を木製品や薪炭などとして利用促進に努めるといった
取組みも今後も試行錯誤を繰り返して続いていくんだろうなあ・・・。
林業や森林里山環境についての知識・技術・経験も皆無に等しいわが身としてコメントするのははばかれることなんですが・・・
全国で展開されている林業・森林の取組みは様々でどこも手探り状態で経験を重ねていますね。
問題点の改善、新技術の開発といっても、相手が自然で、しかも樹木となると成果を検証するのに数年いや数十年単位となります。
農作物の品種改良や技術革新のようにはいきませんよね・・・。
樹木だけでなく動植物は、それぞれの地域で、地盤、地形、気候などが異なり、あそこでうまくやれたからうちでも・・・ということにはなりませんよね。
世の中、ボーダレス、グローバル化などにシフトされていてガラパゴス化はどちらかというと否定的に捉えられがち。
でも林業や自然はその地の特性を大いに利用しなくちゃいけないだろうし、否、そうじゃないと逆に自然に逆らうといったことになると思いますね。
そこにあるものに光を当てる、そこにあるものを使用させてもらって利活用につなげていく・・・そうした原点や地道なことがやはり大切なんだとつくづく感じました。
それと、獣害と称されるイノシシ、シカなど(サルの被害もありますよね)の野生動物との関わりにとって、林業の担い手の役割は重要になってますね。
会場を見回しての素直な感想として、聴講者は山仕事のベテランである高齢者(失礼)の方がほとんどだったような。
こうした会にこそ若い人材が仕事を休んでも(休業手当は支給してね)来なくちゃいけないと思うのですが・・・。
でも、質疑応答の時間、ベテランの方々が積極的に発言されていた姿には心の中で頼もしさを覚えました。
S.S
Posted by いぬのなつ at 10:27│Comments(0)
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