2010年11月30日
三木の森で

間伐の伐り跡を眺めると木の人生、いや木生が見えてきます。
中央の赤黒い部分と周辺の白い部分、これを赤身と白太といいます。
いずれにも年輪が刻まれ、
夏目と冬目の堺が濃淡を構成してそれを数えることで木の年齢が分ります。
赤み部分は木の生長を終えた部分で腐朽に強く、
建築では土台や風雨に晒されるところに使います。
白太部分はどんどん木が成長しており、デンプン質が豊富です。
シロアリが大好きな部分ですね。

さて、これは伐ってから2年近くになる太い丸太を分断したものです。
これくらい放置しておくと質量もほぼ半分になっています。
そろそろ、腐朽菌が回り分解が始まります。
赤身と白太の堺は曖昧になっていますね。
伐倒木も20年も経つとおおかた分解され土に還っていきます。
Posted by woodsかがわ at 23:10│Comments(0)
│森づくり