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2023年06月10日

自然てなんやろ?

日常的に「自然」という言葉を使っていますが、その実、本当のことがわかりません。
「自然にやさしく・・・」「自然を守る・・・」ってことも、わかったようで、わかりません。
人間の行為が自然に多大なる影響を及ぼし、自然環境を破壊して・・・云々・・・。

人間も自然界のなかに存在し、自然界の物質から様々な化合物を生み出し、工業製品や化学物質を作り出し、
それが自然界を歪めていると言われても、人類の歩みそのものが進化ということであれば、こうした人間の行いは自然界の
許容範囲内に収まるのでは?などと、おかしな考えを抱いてしまってますますわからなくなって・・・。

人間以外の動植物は、自身の種の保存のためには他者を駆逐したり、利用したりと、あらゆる手練手管で生き延びる術を構築しているらしい。
環境に順応するために自身の形態を変えたり、時には周囲の環境も変えたりと・・・。

農業をしていない身ですが、少し気になっていた、福岡正信さん著の「わら一本の革命」を読みました。
自然農法の「自然」というワードに惹かれたと言いますか・・・・。
土を耕すことなく、稲や麦の種をまき、あとはほったらかし(全く手をいれないのではなく)。
そうした農法を試行錯誤を繰り返して福岡さんなりに成果を得たということらしい。
自然てなんやろ?

著者の哲学的な思考はうなずくことは多いのですが、実際の世の中との乖離は否みようもなさそうです。

季節の旬でない食物を育成したり、ご当地食材でないものを得ようとしたり・・・そんなことが無理を生じさせ、その無理を解決するために
不必要な機械化、化学薬品使用、品種改良などを行うことへの疑問、苦言などが述べられていて、そうだろうなあと・・・思う次第。

自然農法を講演等で語る際には、農業関係者に留まらず、多方面の学者や技術者、果ては宗教家までも同席し、議論すべき
との意見にはもっともなことだ(現実的ではないけれど)と思いますね。

本の内容を簡単に言い表すことできませんが、「自然」ということをあれこれ思う参考にはなりました。
自然農法が広がらない理由も垣間見られた感じですかね。

先日、NHKラジオ深夜便の放送で、通販の「ジャパネットたかた」の創業者、高田明氏のインタビューを聴きました。
会社創業当時から現在に至るまでの話で、なかなか面白かったですね。
会話の中で特に印象に残った言葉があります。高田氏のポリシーみたいなものでしょうか・・・。
「大切なことは、ミッション、パッション、アクションです」と・・・。

この3つの○○ションを3本柱ととするなら、その基礎となる土台に、私なら「リラクゼーション」を当てはめたいと思いました。

S.S






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Posted by いぬのなつ at 11:32│Comments(0)暮らし
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