2024年01月26日

国分寺南幼稚園さんで里山プロジェクト

国分寺南幼稚園さんへ森のお話に行ってきました。
かわいい園児たちが真剣にお話を聞いてくれました。

森のお話 このひのきは何歳くらい?
大きくなって窮屈になってきたらどうしよう? お引越ししたらいい!
子どものまっすぐな言葉に、胸キュンです。



輪切りを合わせると何かが見えてくるね。

世界に1つだけの楽器、ヒノッキン体験。優しい音がするね。

園長先生が、早速、玄関先に飾ってくれました。


どうもありがとうございました。
(S.A)





  


Posted by NPO法人フォレスターズかがわ at 06:59Comments(0)里山プロジェクト

2024年01月19日

未来をみつめ今を生きる

「きれいな空気、きれいな水、きれいな景色」田中政晴さんの3Kだ。こんな幸せなことはないと田中さんは言う。林業は3K(きつい、汚い、危険)とは決して言わない。山仕事は自己を磨く誇り高き仕事と捉える、ここに田中政晴さんの神髄があるようだ。昨日香川県林業普及協会の会で田中さんのお話を聴く機会があり、蓄積された林業経験からこぼれ落ちる珠玉の言葉の数々が共感とともに、得も言われぬ幸福感が満ちてくるのを感じたのだ。「木が好きであること、山が好きであること、これがないと続かない」当たり前のことを田中さんが語ると腑に落ちる。探求心と行動力が止まない90代、かがわ林家の支柱である。(TM)

 写真は2009.7.22田中さんの山を案内してもらった時のもの

  


Posted by NPO法人フォレスターズかがわ at 22:53Comments(0)リポート

2024年01月04日

昨年末観た映画「PERFECT DAYS」。
カンヌ映画祭で俳優役所広司さんが主演男優賞を取った映画。
都内公園にある公衆用トイレ清掃員の男性の日々を淡々と綴った作品。

昔「清貧」という言葉をよく耳にしましたが、無駄のない規則的な暮らしぶりと能の所作にも通じるような清掃姿。
カセットテープで聴く音楽と晩酌、そして古書店で購入した本を読むことが趣味の主人公。
仕事の合間に公園の樹木の木漏れ日や木々のゆらぎをモノクロのフィルムカメラに収める姿にも惹かれます。
観賞後背筋がピンと伸びる清々しさ、潔さも覚えました。

作品の中で主人公が古書店で購入し読んでいた本、幸田文著「木」が気にかかり私も文庫本を早速購入し、
年末から年始にかけて読んでみました。


題名のとおり「えぞ松」「ひのき」「杉」など木にまつわる話が15編収められています。
いずれの編も素敵です。
「八月の檜は、意気たかい姿をしている・・・」で始まる「ひのき」の編は、琴南の森で「ひのき」に関わる身としては感じ入るばかり。

「たての木 よこの木」の編では、宮大工故西岡棟梁の話しが出てきます。
「立木は立木の生き方、材は材の生き方がある・・・」というようなエピソードが。
昨年末、建築を専攻する高校生に樹木のこと、建築材のことなどについての現地講習会が当会の活動地である琴南の森で開催されましたが、
その時のことなどが頭の中に浮かびました。

とても良質な随筆でしたので、木に関わる人には是非ご一読をお薦めします。
木のあり様と人のあり様とは全く相通じるものがあることは間違いないので、樹々に直接関わらない方も・・・。

ずいぶん昔に読んだ西岡常一さんの本も再読してみることにしました。



木や森などに携わる活動をしているのですが、樹木などの知識や経験は元より、山川草木など知らないことばかり。
今年は丁寧な暮らし方というか時間の過ごし方をして僅かでも知見を積みたいと思います。

自然の猛威を見せつけられて始まった年で、時間の経過と共に甚大な被害がわかってきます。
何事にも謙虚で、心と体を引き締めて過ごしたいです。
S.S






  


Posted by いぬのなつ at 13:38Comments(0)暮らし