NPO法人 フォレスターズかがわ

先の理事会の時に　Ｋさんから提供された五三竹（ごさんちく）の杖
握り具合といい、先細り具合といい　申し分ない杖形状だったので
これは是非お大師様に使ってもらおうと
早速　屋島の遍路道の下り口に置いてみた。



（屋島寺　南面山側の杖置き場）

数日後　屋島に登った折　　あの杖はどうなったのかなと
杖入れを見ようとしたら
ちょうど　一人の老人が　数ある竹杖の中から
その”ハンサム杖”を取り出して　コンコンと地面を突いて下ろうとしているではないか。

「おっ、やっぱりな―。　あなた、お目が高い！」　と心の中で喝采。
これこそ　お大師様のお導きに違いない。
私も帰るところだったので　少し間をあけて　彼の後に続く。

この遍路道には　登り口と下り口に　同じような杖入れがあって　
使った人は　次の人のためにそこに戻すようにしている（、と私は思っている）

でもその御仁、　リズミカルに杖付き音を響かせてコンクリート歩道を快調に
下り終えたところでさっと左折し　”屋島の森”に向かう道の向こうに消えていった。

あらーっと　しばらく後ろ姿を見送って帰った数日後　
同じ遍路道を登っていたら　なんとまた　例の御仁が　快調に下ってくるではないか。　
そして　その手にはまったく別の竹杖を持って。。。。！？

うーん、ま　いいか。　　お大師様は広い心をお持ちのことだし。。。。(-.-)（　Ｅ　）